2015年度
【2015年度】
○PBLにおけるメンバの役割を考慮したグループ編成方法の研究
PBL(Project Based Learning)の問題点として,メンバ同士の相性によるモチベーションの低下や特定学生への負担の偏りなどの問題が指摘されている.この問題を解決するためにグループのメンバを自動的に決定して最適化する研究が行われている.本研究では,メンバがそれぞれ異なる役割のリーダーを担当する共有型リーダーシップと呼ばれるリーダーシップ構造に着目したグループ編成の自動化について検討し,プログラムの自作を行った.
○上方に設置したセンサによる指文字認識方法の研究
聴覚障害者のコミュニケーションの手段として手指動作と非手指動作を同時に扱う視覚言語である手話がある.しかし手話で表現できない単語や手話の表現の仕方がわからない場合なども多く,それらを補う表現方法として, 手形状を書記言語の文字に対応させた視覚言語である指文字がある.本研究では上方に設置したセンサとディープラーニングを用いた指文字の認識方法を検討し,実際にコミュニケーションを支援するためのシステムの試作を行った.
○タブレット端末内のセンサを使用した両手入力でのボタン配置に関する研究
障害者や高齢者の支援を目的としたスマートデバイスにおける入力方法の提案と研究が行われている.本研究では,ハシウチとよぶ両手をつかった文字入力インタフェースについて,端末内に内蔵されているセンサを活用した改良方法について検討した.具体的には,画面の入力時の端末の動きを加速度センサやジャイロセンサを使って捉える.ボタンを押す位置によってこのセンサ値に変化が異なると仮定した.その変化の違いを活用して,利用者が端末をどのように把持しているかを推定し,推定結果に応じて入力インタフェースのボタン配置を調整しようと試みた.
○複数人の利用者の手の動きに追従するユーザインタフェースの研究
本研究では,広い空間内で誰でも利用でき,利用者の手の動きに追従するユーザインタフェース(UI)の実現方法を検討している.そのための一手法として,上方にセンサを設置して利用者の手の動きを認識し,その動きに追従するようにプロジェクタから利用者の手へUI画面を投影する方法を検討した.まず,上方に深度センサーとプロジェクタを配置する.センサにより取得したデータから特徴認識手法により手の形状を認識して,手と認識した領域にUIをプロジェクタから投影する.システムの試作を行い手の動きにUIが投影されることを確認した.