2019年度

【2019年度】

○情報端末側方でのハンドジェスチャによる操作方法の研究

 スマートフォンなどのスマートデバイスにおいて,ディスプレイに触れてを直接操作する方法とは異なる新しい操作方法の研究が行われている.既存研究では,スマートデバイスの前方や後方のカメラを使用して手の動きを認識する方法が提案されているが,操作を行う手の位置が不自然になったり,手が画面を覆うことで操作性に難があるなどの課題があった.そこで本研究では,スマートデバイスの側方を捉える深度センサを用いて,端末の側方でのジェスチャにより端末を操作するための仕組みについて検討した.

○手の動きに追従するUI における運動視差による三次元表示方法の研究

特殊な装置を用いずに物体の三次元表示を行う研究が行われている.その方法の一つとして運動視差による三次元方法がある.既存手法は,利用者の視点位置に応じて表示される立体オブジェクトを変化させることで疑似的に立体構造を視認できるようにしているが,テーブルや壁などの固定物に表示するため,オブジェクトの立体構造を視認するためには利用者が移動しなければならず,移動方向にも制約があった.そこで本研究では,手の動きに追従させながら手にオブジェクトを追従するとともに,手と視点位置の関係に応じてオブジェクトの表示を変化させることによって,立体構造を容易に認識できるようにする方法を試みた.

(参考文献:杭 陳琳,岩﨑信一郎,髙嶋蘭太朗,水谷晃三,手の動きに追従するUI における運動視差による三次元表示方法の研究,情報処理学会 第82 回全国大会,6ZB-07,2020.)

○パラメトリックスピーカのオーディオスポット制御方法の研究

手の動きに追従するUIを実現するFollowable Computingの実現において,環境内のユーザが任意の位置で個別に異なる音声を視聴できるようにする方法について検討した.具体的には,複数の超音波トランスデューサーを用いて,特定の位置のみで音声が聞こえるようにするオーディオスポッティングの技術を用いる.本研究では,その方法の基礎的な研究として回路を設計し評価を行った.